日本社会党 大出俊「中国の便衣兵に攻撃された」

平成05年03月25日 衆議院 内閣委員会

[044] 日本社会党(社会民主党) 大出俊

(前略)宮川庄二郎さん、この方が総務庁の恩給局長あてに普通恩給の請求書を何回かお出しになっている。それで、山梨県を通じまして出てまいりました計算がございます。

この計算によりますと、実在職年数、軍人3年2カ月、外特7月。加算年、軍人6年7月15日。計、軍人9年9月15日、外特7月。外特というのは外国特殊法人です。最短恩給年限未到、こういうことなんですね、9年9月15日。

ところが、この方は、上等兵で除隊してから、日本から出てきまして華北交通に勤めた。そして、その華北交通で鉄道警備をずっと終戦までやっていた。

それで、この鉄道警備の中身を見ますと、全くもう軍隊と一緒で、完全軍装なんかしていまして、津浦線滄県警務所、ここを中心にして、鉄道を守るための現地憲兵隊と一緒になっての警察業務、それから地工作戦というのは北支派遣軍司令官の指揮下に入る、片っ方は憲兵隊の指揮下に入る、こういうわけです。

これは、後に軍属を命ぜられてもいるのであります。そして、中国人の部下が15名、本人が1人、兵隊の経験者でございますから。

そして、鉄道を愛する愛護村というのをつくる任務を与えられて、愛護村をつくって、そこの青年団その他をみんな味方に入れて鉄道を守る。

ところが、何遍も20名、30名の便衣隊の発砲、つまり攻撃を受け銃撃を受ける。敵便衣兵約20名が一斉に銃撃してきたので、先頭に立っていた青年団員1名が死亡した、他の者は無事に警務分所に戻ることができたというようなところから始まりまして、何遍もやっているのです。

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